タイトル

⑤
良いこと書いてきたので
ここでは　うーん・・・　これはなんとかならんか。。という
お話を。
桐は　どうしても　色が変わってきます。
タンニン　という成分があるから。
これが　アクとして　赤黒く　出てきます。
桐板の時には　いくらか　アク抜きされていますので
すぐに変色　というのはありませんが、
桐に残っていた　アクが　長年　湿気を吸って
だんだんと変わってきます。
 
古くある　桐箱には　いい色合いになって趣もあります。
そこまでの　色になるのに　　何年待てばいいのやら・・
 

④
桐に関する言葉
 
女の子が生まれると桐を植える
女の子が生まれて 桐を植えると その子が嫁入りするとき
桐でタンスや長持ちを作ることができる、と
桐は１５～２０年と生長が早いから こんな風習が出てきたようです。
 
火事の炎から大切なものを守る
熱伝導率が低いので すぐには火が回らないようです
すぐ灰にならず 炭化したままの状態を保つことができるみたい。
みたい、、というのは 火事で燃えた所を見た経験が無いんで＾＾
 
吸水性があるため、
消化の水を吸収して 木が膨張、
火事になったら 桐タンスに水をかけましょう。
タンスの引き出しの隙間をふさぎ、大切なものを
びしょびしょから 防いでくれます。
でも、大火事なら やっぱり 桐だって
当然ボロボロに焼けてしまいます。
 

③
他にもあります。
防虫防腐効果あり
防虫は気密性にも関係あるかもしれません。
２つ引き出しがあり、片方の引き出しを押し込むと
隣の引き出しが　開く
というのは　　キッチリと寸法に狂いが無く、
引き出し間の　空気が閉じ込められているから。
 
保存性あり　
梅雨時に桐タンスの引き出しがなかなか開けられない・・
ってことがありますが　これは桐が膨張して気密性が高くなるからです。
膨張してタンスの中に湿気が入るのを防いでいます。
 
 
 
 

②
桐の特性について書いていきます。
まず、
軽い
日本の樹木の中で　一番軽いそう。
復元性がある
ちょっと角っこに当てちゃった。。。　って時に　すぐ　水にその箇所を
濡らし、しばらく置いたなら
へこんだ所が　元に戻るかもしれません。
ただ、水をつけてそのまま放置したままでいたら
輪ジミがついてしまいますので　要注意。
 
落して　バキッ！と　ヒビ入ったーーーってのは
糊をつけないと　　水では直りませんよ。
 

①

桐って見たことありますか？

ちょっと奥ぶった山に　背高のっぽの木

花は薄紫色をしており、

花房は　藤のようで、

上に藤とは逆に　上に向かって咲いている。

5月頃　　山を仰ぐと　ポツンポツンと

見えてくる。

桐は　ゴマノハグサ科のノーゼンカヅラ属。

漢字に木偏はついていても

草の仲間。

木の真ん中は　空洞になっており、

そこから　水分を　木全体に運んでいきます。

桐といったら

何を思い浮かべますか？

桐ダンス　それとも

それとも家紋の桐模様？

奥ぶった山、と書きましたが

近くの山に目を凝らすと

見つけることができるかもしれません。

　　5月頃が　見るチャンスです。