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2017年03月01日更新

株式会社金浦紙器工業所

身近な商品を彩る紙器(しき)

「障がい者の方たちが一般の企業に就職できるようになるのが、私たちの目標かな」と小見山さん

「障がい者の方たちが一般の企業に就職できるようになるのが、私たちの目標かな」と小見山さん

  • 紙器製作時に必要な型板。細かな調整は人の手でないと不可能である。

    紙器製作時に必要な型板。細かな調整は人の手でないと不可能である。

  • 協力会社であるハンズ。多くの従業員が生き生きと働いている。

    協力会社であるハンズ。多くの従業員が生き生きと働いている。

「紙器(しき)」という言葉を聞いてみなさんは一体どのような物を想像しただろうか。紙の器と書いて「紙器」。わかるようでわからないこの言葉の意味する物は、意外にも身の回りにあるのだ。
紙器とは、一般に板紙などの厚手の紙材を用いた箱形の包装用容器のことで、例えば、化粧箱や、段ボール箱などがある。軽くて運搬に便利なので、お土産の飾り箱や、商品の包装箱、運搬用のダンボールなどで用いられている。
そのような身の回りにある紙器を作っているのが、金浦紙器工業所(以下、金浦紙器)である。

現在、紙器業界は、どちらかというと右肩下がり。プラスチックの包装や、お中元やお歳暮を贈る文化が薄れ、箱の需要が減っている。では、どのようにして金浦紙器は現在まで、このような苦難を乗り越えてきたのであろうか?

最初にあげられる努力として、製品を印刷から型抜き、成型まで自社で一貫して生産できる点があげられる。このような生産ができるのは岡山県内で3社しかない。
さらに、お客さんの理想のデザインを実現するために、自社の社員が営業に行き、デザイナーを挟まず、社員自らデザインや材料選定を一緒に行う。それにより、お客さんの意図をより汲み取ることができ、お客さんの満足度が上がる。
結果として、金浦紙器は売り上げを伸ばし、困難を乗り越えてきたのだ。

「金浦紙器の特出すべき点として、協力会社である株式会社ハンズ(以下、ハンズ)の設立もある」と小見山さんは話す。この会社は、金浦紙器で作った製品の組み立てなどを行っており、就労支援施設として障がい者と雇用契約を結んでいる笠岡周辺では最初のA型事業所である。「障がい者の方たちが一般の企業に就職できるようになるのが、私たちの目標かな。障がい者に対する理解をもっと進めていきたい」と小見山さんは話す。

今後の展望として、「やる気のある元気な人を雇用したい。営業のノウハウや製品知識などをどんどん吸収するような人がいいかな。これから色々なことをしたいからね」と、関西方面の営業エリア拡大や新たな製品の開発に力を入れているという。
「事業拡大で、雇用を増やし、また売り上げも伸ばすことで、笠岡に貢献したい」と会社と地域の未来を見据える。


株式会社金浦紙器工業所
小見山 直己
岡山県笠岡市西大島1770-4
TEL 0865-67-0604
FAX 0865-67-4345
http://www.kanaurashiki.co.jp

【出典:『仕事縁鑑』 https://www.city.kasaoka.okayama.jp/soshiki/21/sigotohoukan.html

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